風呂敷は日本の伝統的な利便性の高いアイテムであり、
素材は麻や綿などの天然素材を用いて作られてきました。
防虫効果のある染料を使ったり、家紋や小紋などを染色するなどの
アイコニックなファブリックと知られております。
使い方はさらに自由であり、お土産を包むバッグの代わりにも、
汗を拭く手ぬぐいの代用にもなり、首に巻いたり頭に巻くなどの
ファッションアイテムとしても機能するのです。
使わなくなった風呂敷は傷んだ部分を取り除いて、他の布と縫い合わせて
パッチワークすればクッションカバーなどに生まれ変わることも出来ます。
優秀なリメイク素材なので、古いのれんや使わなくなった風呂敷を使い、
エコバッグを作る人も少なくありません。
近年ではサステイナブルという持続可能性が注目されておりますが、
日本では伝統的に古い物が大切にされてきました。
風呂敷や着物などは着用しなくなっても保管されて、古布と呼ばれ利用されてきたのです。
持続的に使う素材は代々大切にされ、アレンジしながら使われ続けてきた歴史があります。
昔は布が大変な貴重品だったのです。現在ではこうした古布を使ったアイテムは
骨董品として、市場では大きな人気と価値が認められております。
藍染の伝統と古布について
アメリカで生まれたデニム・ジーンズには、蛇や害虫を避ける効果があると言われております。
藍の原料はタデ科の草であり、藍の色素にはインジゴチンという物質が含まれており、
この成分が防虫効果があると言われているのです。
日本でも古来から藍染が使われてきた伝統があり、衣服や生活雑貨に
藍染の布が使われてきた歴史があります。
藍染の風呂敷に食物を包めば防虫効果があり、食べ物の痛みを
遅らせる効果があったと言われております。
旅のお供として衣服に使えば、草深い場所でも害虫を避ける効果があったのです。
使い込み洗い込むことで藍色が青色に変化してゆくことで愛着がわき、
使い込むことで布が薄くなってきたら刺し子や当て布で補強して使い続けました。
布は貴重品だったのです。
現在でも風呂敷やのれんなどを使ったパッチワーク生地は人気であり、
貴重なものでは数十万円の値段が付くこともあります。
和モダンのジャンルは諸外国でも人気で、日本の伝統雑貨としての評価が高くなっているのです。
ご家庭でも使わなくなった風呂敷などを使えば、オリジナルのエコバッグなどを製作することが出来ます。
風呂敷は薄くて丈夫な生地であり、ミシン掛けも容易なので
DIY初心者でもチャレンジしやすいです。