風呂敷は、箱型やお酒の瓶などさまざまな形のものを
包むことができるアイテムとなり、外出の際には
バッグのかわりとしても活躍をします。
しかし、活躍するシーンが少ないため、せっかく持っていても
宝の持ち腐れとなってしまうことがあります。
けれども、自宅でもインテリアとしても気軽に楽しむことができます。
必要なシーンが多いながらも出しっぱなしに
していると生活感が出てしまいがちな
ティッシュボックスですが、これをお気に入りの
風呂敷で包めば、おしゃれに見せることができます。
実は戦争の道具だった!ティッシュの起源について
皆さんは町などで配っているポケットティッシュにお世話になった経験はありませんか。
花粉の季節や乾燥した冬、屋外で食事を取っているときなど活躍のシーンは
様々だと思います。
日本でのティッシュの歴史は昭和30年代前後といわれ、
はじめはトイレットペーパーのような使い方をされていました。
そんなポケットティッシュは、何と戦争用の道具であったという
意外な事実をご存知でしょうか。
第一次世界大戦中のアメリカで、手術に使われていた綿が不足してしまったことが
開発のきっかけです。
ティッシュが最初にあって利便性のためにポケットティッシュが開発されたのではなく、
ポケットティッシュからボックスティッシュなどが生まれていったのです。
そのきめ細かさと通気性の良さは、綿の代わりに最適なものでした。
その内戦争が終了し、手術に使う必要が無くなったポケットティッシュを
処分しないで活用するため、メイク落とし用に使われるようになり、
そこから現在のような使われ方に発展していきました。
ティッシュボックスを風呂敷で包む
包み方のコツとしては、ティッシュペーパーが
出る口をキチンと確保することです。
何枚もティッシュを出しているうちに、形が崩れないようにすることが
重要であり、折りこんだり丸めたりと口の位置を固定することから始めます。
残りの両サイドの始末は、枕カバーのように
内側に折りこんでしまうという方法もあるのですが、
左右それぞれにかた結びをするというのも
手軽であり、結び目がリボンのように見えて
デザインを可愛く見せることができます。
これらの方法では、テーブルや棚の上などに置く場合には活躍するものの
どこかに吊り下げたいという人もいるでしょう。
テーブルや棚の上に物を増やしたくない場合には、フックにかけることができる
引っ掛け部分を作る必要があります。
片方の風呂敷の端を伸ばしたままねじってくるっと丸めて結べば、
その部分を利用して縦に引っ掛けて収納することができます。